はじめに

公務員を辞めてフリーランスエンジニアになってから、半年が経ちました。

このブログではこれまでに、公務員を辞めた理由・プログラミングスクールへの投資・COACHTECH PRO・最初の案件を取るまでの苦労・フリーランス1ヶ月目・3ヶ月目のリアルを書いてきました。

今回は「半年後の現在地」として、今どんな状況かを正直に書きます。

結論から言うと、想像より良かったです。案件は安定して取れるようになり、収入は公務員時代を超えました。ただし、最初からそうだったわけではありません。


この記事でわかること

  • フリーランス半年後の案件・収入の状況
  • ここまで来るまでに何が変わったか
  • 公務員時代と比べて変わったこと・変わらなかったこと
  • まだ課題だと感じていること
  • これからフリーランスを目指す人へ伝えたいこと

最初の3ヶ月は正直しんどかった

「想像より良かった」という結論を先に書きましたが、最初の3ヶ月はそうではありませんでした。

提案を送っても返信が来ない。面談まで進まない。「実績が少ないので今回は見送ります」という返答。SNSでは「未経験から案件獲得!」という投稿が流れてくる一方、自分の現実とのギャップにじわじわ消耗していました。

スクールを卒業してフリーランスになった直後は、「これで本当にやっていけるのか」という不安が正直ありました。収入が安定していた公務員時代と比べると、来月の見通しが立たない状態は精神的にきつかったです。


転換点になったこと

状況が変わり始めたのは、提案と作業を繰り返す中でいくつかのことが変わってきたからだと思っています。

提案の質が変わった

最初の頃の提案文は、今思えばかなり定型文に近いものでした。「未経験ですが一生懸命頑張ります」という内容では、クライアントから見ると何も伝わりません。

何十回も落ちる中で、提案文を何度も書き直しました。「自分が何を提供できるか」「クライアントの課題に対して何ができるか」を具体的に書くようになってから、返信が来る割合が少しずつ変わっていきました。

実績が積み重なった

最初の小さな案件を取ってから、次の案件が取りやすくなる循環が生まれました。「実績ゼロ」と「実績あり」の差は大きい。最初の一件が一番難しかったです。

Claude Codeを使い始めた

3ヶ月目頃からClaude Codeを本格的に使い始めたことで、開発スピードが上がりました。以前は何時間もかかっていたエラー調査が短縮されて、同じ時間でできる仕事量が増えました。これは収入に直結しています。


半年後の今:案件が安定してきた

今は案件が安定して取れるようになりました。

「今月どうしよう」という状態ではなくなりました。もちろん波はあります。でも「次の案件のめどが立っていない」という状態ではなくなったことは、精神的な余裕を大きく変えました。

公務員時代は「仕事が来ること」が当たり前でした。フリーランスになってから「仕事を取ること」に慣れるまでが一番しんどい期間でした。その期間を抜けてきた感覚があります。


収入:公務員時代を超えた

収入は公務員時代を超えました。

これを書くのは少し躊躇いがありましたが、正直に書いておきたいと思います。理由は「収入が増えた」という事実だけを切り取られても意味がないと思っているからです。

公務員の収入は安定していて、ボーナスも退職金もありました。フリーランスにはそれがありません。確定申告の手間・社会保険料・収入の波——これらを含めて考えると、単純に「増えた」とは言い切れない部分もあります。

ただ、半年という期間で公務員時代の月収を超えることができたのは、正直想像していなかったことです。「すぐには稼げない」と覚悟していたので、良い意味で裏切られました。


公務員時代と比べて変わったこと

通勤がなくなった

毎朝の満員電車がなくなりました。子どものお迎えに行ける。夕飯を一緒に食べられる。この変化は数字では表せませんが、生活の質として大きな違いです。

自分の行動が収入に直結する

公務員時代は頑張っても給与には反映されにくかった。フリーランスは提案の質・開発のスピード・クライアントとの信頼——自分の行動が直接収入に影響します。これが怖さでもあり、やりがいでもあります。

学び続けることが仕事に直結する

LaravelだけでなくReactも学んでいるのは、「Reactが書ける方が取れる案件が広がる」という理由があるからです。学ぶことと仕事が直接つながっている感覚は、公務員時代にはありませんでした。


変わらなかったこと

不安はなくなっていない

収入が安定してきても、「来月どうなるかわからない」という感覚は完全にはなくなりません。公務員時代の「毎月必ず給与が振り込まれる」という安心感は、手放してから改めてありがたさを感じています。

学習は終わらない

フリーランスになったら学習が終わると思っていたわけではありませんが、実際はむしろ学習量が増えました。Reactを学んでいる、Claude Codeを試している、新しいツールが出たら触ってみる——技術の変化が速い時代に、学び続けることが前提です。


まだ課題だと思っていること

「想像より良かった」と言いましたが、課題がないわけではありません。

単価をもっと上げたい

今は案件数で収入を作っている面があります。単価を上げることができれば、より少ない案件数で安定した収入になります。そのためにはスキルをさらに磨くことと、実績を積み重ねることが必要です。

エンジニアとしての実力がまだ足りない

フリーランスになって半年、案件を通じて実務経験を積んでいますが、まだ「自信を持って高度な案件を取れる」とは言えない部分があります。学習と実践を続けることが必要です。


これからフリーランスを目指す人へ

このシリーズを最初から読んでくれている人に、今の時点で伝えられることを書きます。

最初の3ヶ月は誰でもしんどいと思います。自分もそうでした。でも、続けていると何かが変わるタイミングが来ます。

「うまくいかない理由」を考え続けるより、提案を改善して・実績を積んで・スキルを磨いて——この繰り返しの先に変化があります。

公務員という安定を手放して、「本当にやっていけるのか」と不安だった自分が、半年後にこういう状況になれたことは正直嬉しいです。ただ、それは「誰でも簡単にできる」という話ではなく、しんどい時期を続けた結果だということは伝えておきたいです。


まとめ

フリーランスエンジニアになって半年後の現在地は、「想像より良かった」でした。

案件は安定して取れるようになり、収入は公務員時代を超えました。ただし最初の3ヶ月は苦戦していたし、課題はまだあります。

このシリーズの記事を書きながら、公務員を辞めた日からの道のりを振り返っています。大変な時期もありましたが、続けてきて良かったと今は感じています。

「完璧より、継続。」——このブログのキャッチコピーが、自分自身の半年を表している言葉だと思っています。