Claude Codeを実際にLaravelプロジェクトで使ってみた|できること・できないことを解説

2026.06.21
2026.06.21
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Claude Codeを実際にLaravelプロジェクトで使ってみた|できること・できないことを解説

「1年後にはプログラマーがいなくなるかも」——勉強会でそんな話を聞いた自分が、実際にLaravelプロジェクトでClaude Codeを使って検証しました。想像以上に便利だった部分と、万能ではないと感じた部分を正直にレポートします。

はじめに

「1年後にはプログラマーがいなくなるかもしれない」——勉強会でそんな話を聞いて、正直、不安になりました。

AIツールの進化が速いことは知っていましたが、「自分が学んでいるスキルはすぐに無価値になるのか」という疑問が頭に浮かびました。ただ、実際に使ってみないまま不安になっていても意味がないと思い、Laravelで構築している自身のWebサービスでClaude Codeを導入して検証することにしました。

結論から言うと、「想像以上に便利だったが、万能ではなかった」というのが率直な感想です。この記事では、実際に使って感じたことを具体的に書いていきます。


ChatGPTとClaude Codeの違い

Claude Codeを使い始める前に、ChatGPTでのコーディング補助は既に経験していました。エラーが出たときにコードをコピペして「なぜエラーが出るのか」と質問する使い方です。

Claude Codeとの最大の違いは、ターミナル上で動作し、プロジェクト全体のファイル構成を読み込んだ状態で作業するという点です。

ChatGPTは「今見せてもらったコードだけ」を見て回答します。Claude Codeはプロジェクト全体を読み込んだ上で回答します。

この違いは実際に使ってみると大きく感じます。例えばControllerの修正について相談するとき、ChatGPTはそのControllerだけを見て答えます。Claude Codeはそのプロジェクトのルーティング・モデル・マイグレーション・他のControllerとの関係性も含めた上で提案してくれます。


実際にLaravelプロジェクトで使ってみた

テスト対象は、自分が開発中のWebサービスです。Controller・Model・Migration・Route・Bladeが揃った、ある程度の規模のプロジェクトです。

Claude Codeをプロジェクトディレクトリで起動すると、まずプロジェクト全体のファイル構成を読み込む作業が始まります。数分でプロジェクトの概要を把握し、「このプロジェクトはどんな構成になっているか」を整理してくれました。

スクール卒業直後の自分なら、人のプロジェクトを引き継いで全体像を把握するのに半日以上かかっていたと思います。それがわずかな時間で行われた点は、正直驚きました。


一番便利だったのはリファクタリング支援

実際に使って最も役に立ったのは、リファクタリングの相談でした。

「このControllerを見てほしい。問題点を教えてほしい」と依頼すると、具体的な指摘が返ってきました。

  • バリデーションロジックをFormRequestクラスに切り出した方がいい
  • ビジネスロジックはServiceクラスに移動すべきで、Controllerは薄く保つべき
  • このメソッドは責務が複数あって理解しにくい
  • 命名がやや曖昧でどんな処理かが分かりにくい

こういった指摘は、コード全体の設計を理解した上でなければ出てきません。ChatGPTに一部のコードを見せても得られなかった種類のフィードバックでした。

また「どう修正するか」まで提案してくれるため、「指摘されたのは分かったが、どう直せばいいのかが分からない」という状況にならないのも助かりました。


エラー調査のスピードが上がった

エラーが出たとき、Claude Codeに「このエラーメッセージを見てほしい、原因を調べてほしい」と依頼しました。

関連するファイルを確認しながら、「原因候補はこれとこれです。まずこちらを確認してみてください」という形で絞り込んでくれます。

スクール学習中、エラーが出るたびにGoogleとStackOverflowを行き来して、何時間も費やしていた経験があります。それと比べると、調査の起点をすぐに示してもらえるのは大きな違いでした。

ただし、Claude Codeの提示した原因候補が必ずしも正解とは限りません。複数の候補を出してくれますが、実際に確認して判断するのは自分です。「方向を示してくれる」ツールとして位置づけることが正確だと感じました。


新しい機能実装でも助かった

「この機能を追加したいが、設計でどういう方針を取るべきか」という相談にも対応してくれました。

例えば「ユーザーが特定のコンテンツをブックマークできる機能を追加したい」と伝えると、テーブル設計の提案、モデル間のリレーション設定、Controllerでの処理の流れ——これらを整理して提示してくれました。

ゼロから自分で考えるよりも、最初の設計の方向感を掴むのに使えると感じました。ただし提案された設計がそのままプロジェクトに最適かどうかは、自分で判断する必要があります。


苦手だと感じた部分

便利な部分がある一方で、限界も感じました。

仕様やビジネス要件の理解

「このサービスを使うユーザーが本当に困っていることは何か」「この機能の本来の目的は何か」といった、コードに書かれていない背景を理解することはできません。設計の判断軸はあくまで人間が持つ必要があります。

提案コードをそのまま使うリスク

動作するように見えても、ロジックにズレがあったり、セキュリティ上の問題が潜在していたりする可能性があります。提案されたコードを検証せずにそのまま使うことは、危険です。「提案を参考に、理解した上で実装する」という姿勢が必要です。

プロジェクト固有の文脈の理解

「過去にこういう理由でこういう設計にした」という背景はコードから読み取れません。チームで開発する場合、こうした文脈はコードに書かれていないことが多く、Claude Codeが拾えない情報になります。


Laravel学習中の人にも役立つかもしれない

学習中の人にとっても、Claude Codeは活用できると感じています。

「このエラーの意味が分からない」という状態で調べるとき、「どのキーワードで調べればいいか分からない」という状況になることがあります。Claude Codeに「このエラーが出ているが、何を確認すればいいか」と聞くと、調べる方向を示してくれます。

ただし「Claude Codeに聞けば答えが出る」という姿勢は学習を阻害します。答えをもらうのではなく「考え方を示してもらって、自分で理解する」という使い方が、学習との両立には適していると思います。


実際の使用コストについて

Claude Codeは有料ツールです。使用量に応じてコストが発生するため、「どれくらいかかるか」は気になる点だと思います。

実際に使ってみた感覚では、リファクタリング相談・エラー調査・設計相談といった「対話的な使い方」をしている場合、1日の作業にかかるコストはそれほど大きくありませんでした。一方、大きなコードベースをまるごと読み込んで分析するような使い方をすると、トークン消費量が増えます。

「自分でやると時間がかかる部分」「方針が定まらない部分」に絞って使うと、コストと効果のバランスが取れます。すべてをAIに投げるのではなく、道具として使う箇所を選ぶ感覚が重要です。


エンジニアは不要になるのか

勉強会で聞いた「1年後にプログラマーはいなくなるかもしれない」という言葉に、実際にClaude Codeを使ってみた今どう思うか。

「エンジニアがいなくなる」という予測は、今の段階では過大だと感じています。ただ「影響がない」とも言えません。

変化は「エンジニア廃止」ではなく「AIを使いこなせるエンジニアと使いこなせないエンジニアの差が広がる」という形で現れていると感じています。AIの提案を評価できるのは基礎知識を持つ人間だけです。「何を作るか」「なぜその設計か」というビジネス・ユーザー視点の判断は今のAIには担えません。

AIを使うことで同じ時間でできる仕事量が増えます。「AIと競う」のではなく「AIを道具として使う」という姿勢が、今のエンジニアには求められていると思います。


まとめ

Claude CodeをLaravelプロジェクトで実際に使ってみて感じたことを整理します。

特に役立ったこと

  • プロジェクト全体を把握した上でのリファクタリング提案
  • エラーの原因候補の絞り込みと調査の方向付け
  • 新機能の設計方針についての相談
  • コードの問題点・改善点の具体的な指摘

限界を感じた部分

  • ビジネス要件・サービスの本質的な目的の理解
  • 提案コードを検証なしでそのまま使用するリスク
  • チームや過去の経緯といった暗黙知の把握

Claude Codeは「エンジニアの代替」ではなく「優秀な開発パートナー」として位置づけることが正確だと感じています。使いこなすためにも基礎知識が必要で、提案を評価する判断力が求められます。積極的に活用しながら、自分の判断力と組み合わせて使っていくことが、今のエンジニアに求められる姿勢だと思っています。


Claude Codeを使った感想:フリーランス視点から

最後に、フリーランスエンジニアとしてClaude Codeを使った感想を書いておきます。

一人で開発しているフリーランスにとって、「レビューしてくれる人がいない」という問題があります。コードを書いてもそれが正しいか・改善できるか・もっと良い書き方があるかを確認する相手がいないのです。

Claude Codeはその「コードレビューの代替」として機能する部分があります。完全なレビューとは違いますが、「このコードを見て、問題点を指摘してほしい」という依頼に対して、一定の品質のフィードバックが返ってきます。

一人で開発するフリーランスや個人開発者にとって、AIを「擬似的なチームメンバー」として使う発想は、今後ますます重要になると感じています。使い方の工夫次第で、一人の生産性を大きく引き上げられるツールだと実感しています。


まとめ:Claude Codeを使い続けるかどうか

Claude Codeを使い始めて感じた正直な評価として、「使い続ける価値がある」と判断しています。

ただし「使えば全部うまくいく」という感覚は一切ありません。設計の判断は自分がします。コードのレビューは最終的に自分がします。クライアントへの説明も自分がします。AIはその過程を効率化してくれるツールです。

「エンジニアとして何を作るか・なぜ作るか」という核心部分は、今後もエンジニア自身が担う領域です。その核心を持ちながら、Claude Codeのような道具を上手に使うこと——これが今のエンジニアに求められている姿だと、実際に使ってみて感じています。

Laravelを学んでいる人、フリーランスエンジニアとして活動している人で、まだClaude Codeを試したことがない人は、一度使ってみることをおすすめします。向き合い方次第で、開発体験が大きく変わるツールだと思っています。

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