公務員を目指した理由|当時の自分を振り返って思うこと

2026.06.29
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公務員を目指した理由|当時の自分を振り返って思うこと

「そもそも、なぜ公務員になろうと思ったんですか?」——フリーランスエンジニアとして活動する今、時々こんな質問をいただきます。学生の頃の自分が何を考えて公務員を目指したのか、そして今振り返って感じることを正直に書きます。

はじめに

自分は以前、市役所で公務員として働いていました。

現在はフリーランスエンジニアとして活動していますが、時々こんな質問をいただくことがあります。

「そもそも、なぜ公務員になろうと思ったんですか?」

今でこそエンジニアという働き方を選びましたが、学生の頃は公務員を目指していました。今回は、当時の自分がどんなことを考えて公務員を選んだのか、そして今振り返って感じることを書いてみようと思います。


この記事でわかること

  • 公務員を目指した当時の本当の理由
  • 「安定」以外に持っていた気持ち
  • 働いてみて初めてわかったこと
  • 価値観がどう変わっていったか

一番の理由は「安定」でした

正直に言うと、一番大きな理由は安定です。

景気に左右されにくい。給与や福利厚生がしっかりしている。将来への不安が少ない。学生だった自分にとって、公務員はとても魅力的な仕事に見えました。

「安定した仕事に就きたい」——それが一番の理由だったと思います。当時は周りの友人も「公務員になれたら安心だよね」という話をよくしていて、それが一つの理想形のように見えていました。


地域のために働きたいという気持ちもあった

もちろん、安定だけではありませんでした。

自分が住んでいる地域や市民の役に立つ仕事がしたいという思いもありました。道路や公園、公共施設、福祉、防災など、公務員の仕事は地域の暮らしを支えるものばかりです。

「人の役に立てる仕事がしたい」——そう考えていたことも、公務員を目指した理由の一つでした。地域の窓口で実際に市民の方と接する中で、感謝の言葉をもらうこともありました。あの瞬間は、間違いなくこの仕事の魅力の一つでした。


当時は「転職」という選択肢をあまり考えていなかった

学生の頃は、一度就職したら長く働くものだと思っていました。

終身雇用という考え方もまだ根強く残っていましたし、転職は特別なことだと思っていた記憶があります。だからこそ、公務員という仕事は理想的に見えました。

「一度入れば安心」——そんなイメージを持っていました。今思えば、この前提があったからこそ「安定」という価値を、他の何よりも重視していたのだと思います。


実際に働いて分かったこと

実際に働き始めると、公務員にはたくさんの魅力があることを知りました。

責任のある仕事を任せてもらえること。地域の人から感謝されること。福利厚生が充実していること。働く環境が整っていること。どれも間違いなく、公務員という仕事の良いところです。窓口業務や内部事務など様々な部署を経験する中で、地域の暮らしを支えているという実感を持てた瞬間も何度もありました。

一方で、自分の価値観が少しずつ変わっていったのも事実でした。3〜4年経って仕事に慣れてきた頃、安定した日々を過ごす中で、ふと「自分はこのまま定年まで働く自分を想像できるか」という問いが頭に浮かぶようになりました。最初はその感覚を「贅沢な悩みだ」と思っていましたが、毎年同じサイクルが繰り返されるたびに、その違和感は少しずつ大きくなっていきました。


「安定」より「挑戦」をしたくなった

働き続ける中で、プログラミングと出会いました。

最初は趣味のような気持ちで始めた学習でしたが、HTMLで書いたコードが画面に表示されたとき、それまでの仕事で感じたことのない種類の興奮がありました。「自分が作ったものが、目の前で動く」という感覚を知ってから、「もっと成長したい」と思うようになりました。

そして少しずつ、「このまま公務員として働き続ける人生」よりも、「新しいことに挑戦してみたい」という気持ちが大きくなっていきました。

もちろん、安定を手放すことへの不安はありました。それでも、一度しかない人生だからこそ、自分が挑戦したいと思える道を選びたいと考えるようになりました。実際にその決断に至るまでの経緯は、別の記事で詳しく書いています。


今でも公務員という仕事を否定するつもりはありません

ここまで読むと、公務員を否定しているように感じるかもしれません。でも、そんなことはありません。

公務員は本当に社会に必要な仕事です。実際に働いたからこそ、その大変さも責任の重さも知っています。だから今でも、公務員という仕事は素晴らしい仕事だと思っています。

ただ、自分には別の働き方が合っていたというだけです。プログラミングを学び始めて、フリーランスエンジニアとして活動するようになった今だからこそ、当時の自分の選択も今の選択も、どちらも正しかったと思えています。


「あの頃の自分」を振り返って今思うこと

学生の頃の自分が公務員を目指した理由は、今思えばすべて「当時の自分にとって最善の選択」でした。

安定を求めることは決して悪いことではないし、地域のために働きたいという気持ちも本物でした。ただ、人は経験を重ねる中で価値観が変わっていきます。プログラミングという新しい世界に触れたことで、自分の中で大切にしたい価値が「安定」から「挑戦」に変わっていった——それだけのことです。

もし今、進路や働き方に迷っている学生や社会人がいるなら、「今の自分が大切にしたいものは何か」を一度考えてみるといいかもしれません。それは数年後には変わるかもしれませんが、その時々で自分なりに最善だと思える選択をすることに意味があるのだと思います。


まとめ

学生だった頃の自分は、「安定」を求めて公務員を目指しました。

その選択を後悔しているわけではありません。公務員として働いた経験があったからこそ、今の自分があります。そして、その経験があったからこそ、新しい挑戦をする勇気も持つことができました。

人生の価値観は、経験を重ねる中で変わっていくものです。あの頃の自分が間違っていたわけでも、今の自分が正しいわけでもありません。その時々で、自分なりに最善だと思える選択をしてきた結果が、今につながっているのだと思います。


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